HOMEデビュー前に知っておきたい気になる漫画業界のウラ側デビューするのに年齢制限があるって本当?

デビューするのに年齢制限があるって本当?

漫画家は、自分が考えた作品が大ヒットすれば、稼ぎだけではなく世界的にも注目される夢の職業ですよね。漫画家になりたいと希望する人は多くいると思いますが、どうなったら漫画家になれるのか?気になっている人もいることではないでしょうか。また、役者やお笑い芸人には年齢制限はありませんが、スポーツ選手は年齢制限があります。はたして漫画家は漫画業界に年齢制限があるのか?気になる業界の実態を調査しました。

年齢制限がある!は本当!?

漫画界で活躍している漫画家の経歴を見ると、20代後半までにデビューしている人がほとんどです。そこで気になるのが漫画界デビューの年齢制限です。

噂では暗黙の了解で「年齢制限がある」とも言われていますし、30代や40代だとデビューは厳しいのでしょうか?

結論から言うと、デビューに年齢制限はありません!漫画の持ち込みや賞の応募要項にも「年齢不問」と書いてあります。でも、若い方が有利なのは確かです。

何故若い人が望ましいのか?

少年漫画や少女漫画が企画する新人賞の受賞者を見ると10代や20代前半がほとんどで、初投稿が12、13歳というケースも少なくありません。何故、若い世代が多く応募をするのでしょうか。確かに、漫画家デビューの年齢は関係ありません。しかし、若いというだけで有利な点があるのです。

例えば、若い方が編集部も扱いやすく、伸びしろがあることや、漫画家は体力と精神力が必要な職業なので、若い年齢の方が採用される傾向にあります。

体力勝負だから若い方が良い

漫画家は、体力勝負の仕事です。人気少年誌の連載が決まったのであれば、定期的に原稿を書かなければなりません。1週間に1作品と思いがちですが、毎週続けないといけません。ベテランになれば自分の描くペースがわかるため、ペース配分をうまく調整すれば作品作りにも支障が出ません。しかし、新人の作家であれば、編集部の意見を聞いて修正をする箇所が増えてしまう場合や、新人=無名でもあるので、不人気になればすぐに打ち切りもありえます。そのため、1話ずつ全力で取り組まなければ次がありません。試行錯誤をして全力で取り組む。これが毎週のように続くので、年齢がある程度高いと体力的についていけない。ということもあります。また、少年誌のような雑誌では若い人の感性が重宝されるので、若い方が有利といえるでしょう。これについては、次の項目で詳しく説明をしていきます。

読者層が若い媒体ほど、若い作家が有利

読者が若い雑誌であれば、なおさら若い作家が有利です。小中学生を対象にした雑誌の場合は早ければ小学生から投稿者を育成するケースもありますから、30歳で初投稿の人がデビューを目指すのは非常に険しい道と言えます。

実際に、読者が小中学生の雑誌であれば25歳くらい、中高生の雑誌であれば30歳くらいまでにデビューする作家が多いです。こうした理由から、暗黙の了解として「若い人の方がデビューしやすい」と言われています。

若い漫画家は吸収力がある

人間は、年を取るほど頑固になっていきます。新しい知識を取り入れることを嫌がり、従来のものにしがみつこうとする傾向があります。もちろん、全員ではありませんがどうしても年齢が高いと吸収力も衰えてしまうのです。一方、若い漫画家は、吸収力が高く色んなところにアンテナを張り巡らすことができます。

そのため、作品にも独創性が生み出され、誰も考えつかなかったことでさえも「作品」として世に生み出すことができるのです。どの出版社もスターになる漫画家を常日頃から探しています。その時若い世代なのに、かなりハイレベルな作品を生み出すことができるとわかれば、漫画業界で注目されること間違いなしと言えます。

20代後半から漫画家を目指す方法は

この記事を読んで、「若くないと漫画家になれないのか。」と落胆している人もいるかもしれません。しかし、全くないわけではありません。実際社会人経験を経て漫画家になった人もいます。

新人賞の応募規定に年齢制限はありませんが、内部の事情として足切りは十分にありえます。もし、20代後半以降に漫画家を目指すのであれば、商業雑誌の漫画家など、自身の人生経験を生かせる媒体に目を向け、デビューを狙うのがおすすめです。

誰もが、新人賞を受賞し、少年誌で連載を持ち華々しい漫画家人生を歩むわけではありません。むし、コツコツとやっている人もいます。もちろん、これは年齢関係なく若い人でも同じことが言えます。大切なのは諦めずにひたすら作品を作ることです。漫画業界は、昔は少年誌をはじめとしたものに掲載されなければ評価されませんでした。しかし、現在はネットで漫画を発表することもできます。また、コミケをはじめとした同人誌の販売会も積極的に行われているので、そこで自分の作品を直接売り込むことも可能です。

たとえ高齢でも、とびぬけた才能や実力があり、読者の求めるニーズに合っていれば採用されるはずです。

理想は20歳くらいまでのデビュー

現実的に就職や将来のキャリアをふまえると学生の間に漫画の基礎を修得し、20代でデビューするのが理想です。

中途半端に漫画が描けるくらいだと、就職するか漫画家を目指すか、迷いが生じてしまうはずです。できるだけ若いうちから動き始めることをおすすめします。

しかし、どんな動きをしたら良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。新人賞に闇雲に応募していれば若いうちは大丈夫なのか?と思うかもしれませんが、決してそうではありません。理想の年齢でデビューを果たすためにも、しっかりとした計画が大切です。自分の作品には自信があるけれど、デビューまでの道のりが全くわからない。そんな人もいるかもしれません。そんな人には次の方法をおすすめします。最短距離でデビューを果たすことができるかもしれません。

新人賞以外でデビューするまでの方法は?

新人賞を受賞するだけが、漫画家デビューの方法ではありません。様々なアプローチでデビューを飾ることができます。実は新人賞よりも最短な方法かもしれません。

アシスタントとしてキャリアを積む

漫画家デビューの王道の方法として、アシスタント経験を積む方法があります。人気漫画家になれば、複数名アシスタントを雇っています。

しかし、問題なのがアシスタントの交代が不定期ということです。募集していなければアシスタントにすらなることができません。また、漫画家によっては独自の選考基準もあります。場合によっては、作品のクオリティに関係なく外されることもあります。しかし、アシスタントと決まってしまえば、ある程度の収入が見込めます。さらに漫画家の現場を経験することで、自分の経験値にもつながります。お金を稼ぎながら漫画家を目指す方法の中では、一番の理想的な形といえるでしょう。

それだけではありません。漫画家には必ず出版社の編集担当がついています。漫画家の人に気に入られれば出版社の人を紹介してもらうことも可能でしょう。もちろん、この方法は全員が出来る方法ではありません。運と縁も重要になってくるので、タイミングがあったらこの手段を選ぶ。という認識で良いかもしれません。

出版社に売り込みをかける

古くから行われている方法ですが、確実にデビューができる方法かもしれません。 しかし、出版社に売り込んでも良い担当者の人と出会うことができなければ、デビュー後も大変かもしれません。また、売り込んだ作品=デビュー作品ということではありません。担当者のアドバイスをもとに作品を修正し、新人賞に出して受賞作品として選ばれるとデビューまでの工程は少し長いかもしれません。

人によってはすんなり行く可能性がありますが、そうでないとかなり長期プランになってしまう可能性があるので、その点を踏まえた上で挑戦するのも良いでしょう。

専門学校に通う

20歳でデビューをしたいのであれば、専門学校に通う方法も頭に入れておきましょう。専門学校が、漫画家になる最も最短のルートといえるかもしれません。なぜそう言えるかというと、漫画家の専門学校は、大手の学校になれば、出版社や漫画家とのコネクションを持っています。技術の高い生徒、ポテンシャルのある生徒であれば、卒業後に紹介されることも考えられます。

また、専門学校では漫画業界の常識や知識を学ぶことができます。何も知らない状態で業界に入るよりも、専門学校で業界の基礎を勉強しておくことで、無駄なことで時間を割かなくても良くなるのです。また、漫画の画力に自信がないけれど、漫画家になりたい。という人にもおすすめです。漫画=画力があれば良い。ということではありません。画力は描けば描くほど上達していくものなので、修行をする場所と思って通うのも良いでしょう。また、絵をうまく描くテクニックも伝授してくれるので、そのような知識を吸収する場所として活用するのも良いでしょう。

漫画の専門学校では、2年~3年で基礎からみっちりと技術と知識を教えてくれるので、若くしてデビューへのチャンスが広がりますよ。

デビューするまでの生活の仕方

若いうちに漫画家を目指すのであれば、様々な選択肢があるのでデビューの確率も高くなります。しかし、漫画家になるための努力も必要です。漫画家を目指すのであれば、次のようなことに意識をして日常生活を送るのも良いでしょう。

1.売れた漫画の分析をする

売れた漫画がなぜ売れたのか。自分なりに解釈をするのも良いでしょう。人気漫画と言われる漫画は、何に魅力があるのか。作品によって異なります。分析をしっかりすることで、自分はどの路線で活躍することができるのか。また、良い作品の要素を自分の作品にも取り入れることで技術を磨くことができます。

2.映画をたくさん見る

映画を見ることで、漫画の表現力や構成力も向上します。良い漫画家になればなるほど、昔の映画をよく見ていたりします。最近の映画を見るのも良いですが、自分が生まれる前に評価された映画をしっかり見ることも大切です。映画の中には、作品につながるヒントもたくさん隠されています。

3.インプットとアウトプットを忘れずに

インプットだけでなく、アウトプットをしっかりする癖をつけておきましょう。インプットとアウトプットの繰り返しがクリエイターには必要不可欠な要素です。

20代で漫画家デビューをすることができれば、その先夢がたくさん膨らむと思います。是非この記事を役立てて漫画家への第一歩を踏み出してください。

当サイト管理人

漫画家を目指している少年少女たちのために、フリーで活躍するライターや編集者が“漫画家デビュー応援隊”を発足。漫画家デビューするための最短ルートとは、漫画家になるための心得などを調べつくしました!