専門学校に通ってみる

漫画家になりたい方のために専門学校に通うメリットをまとめました。授業内容やデビュー、就職サポートについて解説します。

専門学校なら基礎をしっかり身に着けられる

漫画家デビューの方法はさまざまありますが、最もおすすめするのは専門学校の入学です。

最大のメリットは、独学では難しい漫画製作の技術や知識を基礎からしっかり学べることです。独学だと、ペンの使い方、コマ割り、演出などの習得が難しく、魅力的な作品づくりに必要な基礎が欠けてしまいがちです。

専門学校では、実際の現場で通用する技術や知識を一から指導してもらえるので、独学よりもはるかに効率よくスキルを向上できます。

経験豊富な現役漫画家が指導をすることも

生徒を指導するのは漫画製作のプロたち。なかには現役漫画家がクラス担当や授業を持つケースもあります。

授業では、イラストを描く技術はもちろん、ストーリーの展開テクニック、キャラクター立てまで魅力的な作品づくりに必要な知識も幅広く指導もらえます。近年では、デジタルソフトを用いた漫画製作も増えているため、CGによる描画法を学ぶ講座も多く設けられています。

アナログの手法から時代に沿った最先端の手法まで、あらゆる技法を勉強でき、さらに、現場で活躍する漫画家から直接アドバイスをもらえるので、確実なスキルアップが期待できます。

専門学校卒の主な漫画家

【荒木飛呂彦】

  • 経歴…仙台デザイン専門学校卒
  • 代表作…ジョジョの奇妙な冒険

【諫山創】

  • 経歴…専門学校九州デザイナー学院卒
  • 代表作…進撃の巨人

【萩原一至】

  • 経歴…東京デザイナー学院卒
  • 代表作…BASTARD!! -暗黒の破壊神-

【アダチケイジ】

  • 経歴…大阪総合デザイン専門学校卒
  • 代表作…グラゼニ

【古味直志】

  • 経歴…専門学校アートカレッジ神戸卒
  • 代表作…ダブルアーツ ニセコイ
【桂正和】

  • 経歴…阿佐ヶ谷美術専門学校卒
  • 代表作…ウィングマン、ZETMAN、電影少女

【大久保篤】

  • 経歴…東京アニメーター学院専門学校卒
  • 代表作…ソウルイーター、炎炎ノ消防隊

【新沢基栄】

  • 経歴…日本工学院専門学校卒
  • 代表作…ハイスクール!奇面組、フラッシュ!奇面組、ボクはしたたか君、3年奇面組

【平野耕太】

  • 経歴…東京デザイナー学院卒
  • 代表作…HELLSING、ドリフターズ

【恵広史】

  • 経歴…代々木アニメーション学院卒
  • 代表作…BLOODY MNDAY

【菊田みちよ】

  • 経歴…代々木アニメーション学院卒
  • 代表作…まもって!ロリポップ、少女天使みるぎゅーと

【小林裕和】

  • 経歴…日本アニメ・マンガ専門学校卒
  • 代表作…戦国八咫烏

【浜田ブリトニー】

  • 経歴…日本マンガ塾卒
  • 代表作…バギャル!、ハイパー探偵リンカ

【郷田マモラ】

  • 経歴…大阪総合デザイン専門学校卒
  • 代表作…きらきらひかる、モリのアサガオ

【八神ひろき】

  • 経歴…東京アニメーター学院
  • 代表作…DEAR BOYS、G-taste

専門学校に通うメリット

漫画家になるめには様々な方法というものがあります。その中に専門学校に通うという方法があるのですが、第一線で活躍されている現役漫画家にも専門学校卒業の人がたくさん存在しているのです。

とはいえ、専門学校を卒業したからと全員が全員プロの漫画家になれとは限りません。ですが、専門学校に通うことでプロの漫画家へと一歩近づけるというのは間違いないのです。

ここでは、プロの漫画家としてデビューするための手段として、専門学校を選ぶメリットについて説明したいと思います。

基礎からしっかりと学ぶことができる

専門学校に通う大きなメリットとして、独学では学ぶことが難しい漫画の技術を基礎からしっかりと学べるということがあります。ストーリーに関してはその人の持つセンスが必要となりますが、それ以外で必要な「ペンの使い方」、「コマ割り」、「演出の仕方」など、漫画を描くにはいろいろな技術が必要となってくるのです。ですので、しっかりとした基礎を理解していないと、どうしても読者を惹き付ける魅力的な作品を作るのは難しいと言えます。

しかし、一般的な漫画家志望の専門学校では、学校ごとにそれぞれ体系的に漫画技術が取得できるカリキュラムが存在し、一つの作品を完成させるために順々と技術の向上を目指していくのです。もちろん、独学でプロの漫画家を目指す人もいるでしょうが、独学で目指す人と比べれば基礎の部分では大きな違いが出てくる場合も多くなるのは間違いありません。ただ、どのようなことを特化して学べるのかは学校によって異なってきますので、細かいカリキュラムをしっかりと確認し、自分の目指すものに近い専門学校を選ぶようにしましょう。

直接プロの漫画家から教えてもらえる

漫画家を志望する専門学校の多くは、第一線で活躍されているプロの漫画家が講師をしているケースが非常に多いです。月に何度か行われるような特別な講義というものではなく、クラス担当を務めるプロの漫画家も決して少なくはありません。

プロの漫画家から直接教わる最大のメリットは、実際の現場で通用する技術を学ぶことができるということです。自分の技術や作品を直接見てもらい、プロの目線から作品についてアドバイスしてもらえるのは専門学校に通う人にしかできないものでもあります。厳しく指導してもらうことは必ず将来に役立ちますし、プロの漫画家から少しのお褒めも大きな自信へとつながります。将来漫画家を目指すのであれば、実際の現場にほど近い環境での作品作りに一日でも早く慣れておくというのも一つ手です。

その仲介役としてプロの漫画家が存在しているわけでもあるのです。専門学校に入学して積極的にプロの漫画家と接点を持ち、さらに多くの知識やアドバイスを得て、プロの漫画家に必要なスキルを身につけていくということなのです。

卒業後の進路サポートが手厚い

実際、プロの漫画家としてデビューするにはどうしたらいいのかということに悩んでいる人も決して少なくはありません。新人賞や作品の持ち込みなどは全て独学でもできますが、この新人賞を取るための手段や作品の持ち込み方法というのは、実際に知ることも難しかったりもします。

いくら才能があっても、出版社の目に留まらなければデビューすることもできないでしょう。しかし、こういった専門学校ではデビューに向けて生徒一人ひとりに的確なアドバイスをし、しっかりと次のステージへと導いてくれるのです。学校によっては、校舎に直接出版社の人たちが集まって作品の持ち込みの場を設けたり、まずはアシスタントとしてプロの漫画家を紹介してくれたりもします。就職についても、入学当初から進路指導やキャリアプランニングなどを行い、生徒のバックアップにも余念がありません。マンガの専門学校での就職率も意外と高かったりしますので、プロの漫画家以外の選択肢があるというのも専門学校に通うメリットの一つではないでしょうか。

様々なコースがあるので選択肢が広がる

そもそも漫画家と一言で言っても、その仕事内容は色々と細分化されており、人によっては活躍をする持ち場や求められる能力も変わったりするものです。マンガの専門学校では、漫画家として必要なスキルを総合的に学べるよう、様々なコースが存在しているのです。

例えば、漫画の原作者を目指す「シナリオライティングやネームが学べるコース」や、作画をメインにした「キャラクターデザインコース」、「デジタルマンガの作成技術が学べるコース」などがあります。学校によっては力を入れている部分も異なってきますので、自分が目指すものに合っている専門学校を選ぶ必要も出てきます。

自分が今現在持っている技術によってもカリキュラムを選ぶ必要がありますので、自分に必要な技術や知識が得られるかというのも将来にとって大きく左右されてくるのです。

大学や高校の卒業資格を取りながら通える専門学校もある

専門学校に入学してくる人の環境は十人十色であります。高校を卒業してから入学してくる人、大学を卒業してから入学してくる人、中学を卒業してすぐに入学してくる人などなど、漫画家を目指すという志し以外はみんな環境というものは違ってくるのです。

それに、専門学校を卒業できたからと全員がプロの漫画家になれるわけでもありませんし、人によってマンガ関連の仕事に就けない人も出てきたりもします。もし、マンガ関連の夢をあきらめ、一般の企業に対して就職活動を行うことになった場合、マンガの専門学校卒業だけではなかなか就職も決まらなかったりもするはずです。

そういった人にオススメなのは、漫画について勉強をしながら大卒や高卒の資格も取得ができるというコースです。こういったコースに進学をすると漫画以外の単位も必要になりますが、そういった漫画とは直接関係のない知識を入れることで、作品の幅を広めるという意味では大きく関係してくるのではないでしょうか。

マンガというのはただキャラクターを描くだけではありません。そこにプラスしてストーリー性というものも求められてくるのです。大卒や高卒の資格を取得するための勉強もマンガには必ず役立ちますし、万が一のために大卒や高卒の資格も持っておいた方がいいのではないかとも思うのです。

デビューや就職サポートも万全

専門学校卒業後からプロデビューまでのキャリアプランニングや就職支援が整っているのも専門学校ならではの魅力です。例えば、新人賞を狙うなら編集部の目にとまる作品づくりの方法や、出版社に持ち込む場合の売り込みの仕方も指導してもらえます。

編集部と太いパイプを持つ専門学校では、編集者が集まるイベントを設けてデビューへのきっかけづくりや、アシスタントの紹介をバックアップしています。

専門学校の選び方

専門学校の在学期間は通常2年間なので、この間にできるだけ多くの知識や技術を習得しておく必要があります。そのため、課題や演習が多い学校がおすすめです。

また、プロの漫画家や編集者を招くイベントや特別授業を開催していると、モチベーションも上がりやすく、目指す方向も明確になります。授業や進路に迷ったとき、気軽に相談できる環境が整っていることも重要なポイントです。

漫画家デビュー支援に力を入れている学校は、定期的に編集者や漫画家を招き、セミナーや持ち込み講評会を開いています。なかには合宿を開催する学校もあり、編集者とのパイプ作りやアシスタント内定、方向性に合致した出版社との出会いを果たすこともできるのです。

当サイト管理人

漫画家を目指している少年少女たちのために、フリーで活躍するライターや編集者が“漫画家デビュー応援隊”を発足。漫画家デビューするための最短ルートとは、漫画家になるための心得などを調べつくしました!